SGI Spain キャンプ2000

場所 スペイン北岸Cantabria地方の街、Laredo, Santona 周辺。自然保護区域 に指定されている湿地帯。干潮の時は沼に、満潮の時は海&島となる。
メンバー スペイン15、フランス4、日本3、ドイツ2。スペイン人メンバーの4人 が地元の自然団体SGOに関わっていて、彼らがキャンプを運営。
公用語 1にスペイン語、2に英語
生活 地域のユースホステルと保養地を足して2で割ったような物。8人用のバン ガロー生活。シャワー、トイレ、食事(ウルトラまずい)等は用意されてる。他に、 バスケコート、バレーコート、サッカーコート、卓球、テーブルサッカー、カヌー、 自転車、ロッククライミング、ターザン、アスレチック、プール等、ありとあら ゆる遊びが用意されてる。
ワーク 沼地の自然保護に関する色々な仕事。沼の草刈り・浮島の移動。川のゴミ拾 い。鳥の罠作り・設置。鳥の止まり木(電柱並の大きさ!)作り・設置。海岸で 聞き取り調査。バードウォッチング・鳥の計数。
その他の活動 遠足。Tシャツ染め。楽器作り・演奏。 瞑想。ヨガ。ダンス。ロッククライミング。アスレチック。 寸劇。サイクリング。サッカー。バレーボール。水球。 たくさんのfiesta。Hippy Par ty。10円サッカー大会。その他様々なゲーム。
食事 ユースホステルの出す食事。猛烈にまずい。今回のキャンプ唯一の失敗!2 日いると、毎食のメニューが精確に予想できるようになる。基本的に野菜が出ない ので間違いなく太る!?

1日2回は patatas fritas (potato fries)が 出る。味はマックと一緒。

踊れスペイン

8月16日
今回の仕事は、渡り鳥が休むにふさわしい自然を保護・回復することが目的。目 的も、イントロも明快だった。その自然団体がキャ ンプを主催者でもあるので、運営の土台はすごいしっかりしてる。 自然のプロが、キャンプ運営のプロでもあり盛り上げのプ ロでもあるわけ。 夜、裏から ライトに照らされた大きな布の陰で、各自、影絵による自己紹介。遊びと洒 落っ気たっぷり。布一枚で遊びを作ってしまうスペイン人。お金がないと遊べない、 という日本人の常識をいつも見事に裏切ってくれました。

8月17日

1日ハイキング。ハードな登山の後、絶壁に来た。遥か200m以上下に灯台、 そして紫紺の海が見える(写真)。俺らは迷わず 500段の階段をひたすら下った。途中で崖から落ちるなよー。 そして、絶壁の下で水泳! 登山の後に なんでそんな体力があるんだーー!仕事の後は休むという日本人の常識をいつも 見事に裏切ってくれました。 水温は僅か17℃。俺は水着を着たものの、泳がずに岩陰で休むと決め こむ。しかし、深さ十数メートル、波高しの海の中から 「ナオキーー、ナオキーー」と亡霊のように皆が呼ぶ声が。。。 そう、登山中あまりにたくさんコケたので(靴のせい)、俺の 名前は早くも覚えられていた。 やむを得ず泳ぐ!泳ぎ自体は好きだから、 泳ぎだしたら気持ちいい。洞窟の中での水泳が最高。でも、寒さと スタミナ切れで沈みそうになる。奴らは余裕で浮いてる。 脂肪の量が違うじょ。

8月18日
沼仕事(浮き橋の移動)とキャンプファイア。 早くも、欧米肉食人種とのスタミナの差を感じる。 スペイン人はただただ陽気だと言うが、めりはりがあって、やる時はやる。 締める所は締めて、笑いや明るさが生活の彩であり華である。 もちろんスペイン語がわかった方が数倍楽しいけど、 キャンプファイア・ダンス・ゲームとか言葉がわからなくても楽しめる。

8月19日

午前はサイクリング。湧き水で休憩(写真)。石造りのきれいな建物、緑、鳥。 爽快!
良い子ちゃんが寝静まる23時頃から Fiesta(祭り)へ繰り 出す。スペインには「祭り」を表す言葉が10近くある。日本で自転車を表す言 葉でさえ、自転車・チャリ・ケッタ(愛知県) ・愛人2号・バイシクル(英語か)・マウン テン、その位しかない。 Fiestaはすごい!夜中なのに老若男女問わず すごい人が出で踊りまくる。会場の近くにはテントが続々と立ってる。飲んで踊っ て歌って寝たくなった者から寝る。帰りの運転の心配は不要。

8月22日
前日に続いてしっかり野良仕事、そして休息。休息中はBulsara(ブルサ ラ。ブルセラではない!)を編む。Bulsara?今度 編んであげましょう。簡単できれいです。夜はLerele選手権をする。 ?Que es Lerele? (What is Lerele?) 誰も教えてくれない。しかし、会場には卓球台があって、台の両端には ガムテープの切れ端2本でゲートが作ってある。 1人3枚の1pesetaコイン を用意。これって....!10円サッカーではないか!任せなさい。中学で鍛 えた。両手で1peseta玉を操り、ぶっちぎりで優勝。 !Viva Japon!

1日1回はみんなで踊りましょう。

8月23日
カヌーで沼のごみ拾い。きれいな沼なのに、プラスチックとか缶とか、挙句の果 ていは冷蔵庫まで沈んでる。人によるけど、一般市民の環境意識はやや低いよう(海 岸で意識調査もやった)。ともかくカヌーで上流へ。帰りは水をかけ あったり、カヌーをひっくり返したり!ぐおおおお!

そして夜はHippy Party(写真).みんなマジだぜ飾れや飾れ。 派手に飾ってゆったり飲む。 パーティ・太鼓・音楽・ゲーム・踊り・スポーツ。言葉なしで何かを共有できる ことはとても面白い。そしてスペイン人は、金や達成感なんて簡単なものさし (達成感とか向上心も大切だけど)で計れないような人間の本音・交流・楽しい 人生を大切にしている。

8月25日
どでかい草地にどでかい穴を掘って、どでかい柱を建てる。どでかい鳥の止まり 木。そして、どでかい疲れ。 午後はLaredoの花祭。花御輿が20台位出る。乗ってる姉ちゃんが... 何でもありましぇん!良いこはだめでしゅ。ピカチュウの御輿(あまり似てない)が出てて結構 笑えた。そう、日本のアニメは大流行。テレビでも日本語・スペイン語 で放映。アニメ祭りで は日本アニメが席巻。キャンプでは、君が代にかわり「ハイジ」が日本の国家 に昇格。日本は創造性に欠けるとか良く言われるけど、 Mangaは日本が誇れる創造文化だね。

朝起きるとこんな素敵なモニュメントが作られてる事だってある。さすがはピカ ソの国。

8月26日

サイクリングしながら沼地で働く人々にインタビュー(写真)。 貝を集める人々に話を聞く。ここで採集をするには免許が必要。働 く人にもそれぞれの思いがある。今日の仕事は長靴をはかないだけ楽なのさ♪ それでも、 男も女もマウンテンでがんがん走る。「すぐそこだよ」=8km。俺は自転車ま ぶだちだからいいけどさーー、ばててる奴もいた。 とにかく爽快。午後からは楽器作り・演奏・結局踊り・ ロッククライミング・アスレチック・ターザン・寸劇・脱がせゲームと遊びネタと体 力は尽きない。スペイン人は遊びの天才。そして、 ダンスとユーモアはスペインでは人間として不可欠。

8月28日

巨大な沼に巨大な柱(やはり鳥の止まり木)を建てに行く。 自転車で行く。しかし!薮で行き止まりになった。 残り50mで道がない。選 択肢は2つ。
A:2時間に1本の電車のトンネルを自転車をかついでくぐる。
B:薮を強引に自転車でつっきる。 そして、
C:引き返して正しい道を辿り直す
という選択肢はなし。スペイン人はBを選んだ。道なき道を自転車をかついで行く (写真)。スリ傷続出。 そして、仕事では 沼で足をとられる者続出。泥投げ合戦で全身泥パックの者続出。最強のワークだ!

8月29日
午前に最後の草刈りを終えて、午後は 最後にして最強に激しい12種競技。どう激しいかと言うと、競技 が

など。それ以上は...言えません。 その後、森の中で明け方まで飲み、蝋燭の光が消えるのと共にキャンプは 終わった(チョットかっこつけてみた)。 最初は、人数が多い=濃い関係ができにくい、と思ってた。仕事・イベ ントが多くてスペイン語の技量も限られてるので、深い話す る機会とかが少なかったのは確かだ。でも、何げない会話やバカ騒ぎの中に、たくさ んのスペインを発見し、1人1人のパーソナリティーと、 楽しく、真面目もおちゃらけも自分で生きる、という精神を感じた。 とにかくまた来たい、スペイン語をもっとやって彼らと話したい、と思 わせてくれる素敵なキャンプでした。

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