Future Centre Trust について

まずはイントロだ。

Q: 目的は?
A: バルバドス人が自然と調和した生活を送るのを支援すること。

Q: 方法は?
A:

  1. 知らせること。バルバドスだけでなく、世界中からの人々に、 実際に稼働している持続可能な未来のための モデルに触れてもらう。
  2. 変えること。自分達の持つ情報を生活スタイル、経済、社会相互作用にFCTの 中で実際に応用する。

Q: キーワードの持続可能性って何?
A: 将来の世代の都合を考えながら資源を使うこと。 子供や孫が健康で生産力のある環境で成長できるように気を配ること。 資源を使いきらずに、物的願望からちょっと離れることさえできればいい。 前向き、良識指向で。

Q: 守備範囲は?
A: 農業、コミュニケーション、経済、気候変動、水、健康、生物・文化多様性、教育、 エネルギー、工業、大洋や海岸、交通、法律、観光業、ゴミ処理、倫理・科学・信仰の問題。 その中でも最も重要なのは、雇用を作ること、エコ農場・ガーデン、太陽光発電。


FCTツアーのはじまりはじまり

資料館やレストランなどの建物。入って右を向くと2つの 入り口が現れる。

左 (HORROR) をくぐると、今の工業社会・大量消費社会の成りの果ての地球の姿 を見ることができる。

それじゃまずい。現代社会の病理をチェック・方向修正して 右 (HOPES) を入ると、自然との共生に根さした希望のある将来を作ろう!となる。

かわいい人形達を配置した「会議室」。各人形が利益代表になって、 地球環境問題などを討論している。人形と漫画によって、何となく訪れた人や、 将来を担う子供の関心を喚起したい。色々な層をまきこむことが必要。

隣の部屋には、インディアンの古い言い伝えが壁一周に書いてある。 「最後の木が倒され、最後の川が汚染され、最後の魚が捕獲されたとき、我々は 初めてお金を食べることはできないことに気づく。」

環境・自然問題だけでなく、エイズ・犯罪・子供虐待・貧困など広い範囲の 問題について考える。

メッセージはユーモアや機知に乗せて伝えられる。 絵、彫刻、音楽もあって魅力的。

地元の芸術家が作ったモニュメント。外にもいくつかある。 彼らはボランティアで作っている。

足型はバルバドスの ecological foot print を表している。 ecological foot print とは 一人の生活を支えるのに必要な土地の広さ。「生活を支える土地」とは、 食料、物資、エネルギーを供給し、しかも排出物(ゴミとかも含む)も 吸収できるだけの広さの土地。公共の施設や工場などの排出も考慮し、 各人がその排出量を分担して背負うと考える。 人々の生活と土地の広さが釣り合っていると、ecological foot print は一倍で、普通の足の大きさで表される。 バルバドスの足の大きさは9倍。観光客による化石燃料の消費(クーラーとか)と ジャンボジェット機が足を大きくしている。 この評価によると、日本の足は他の先進諸国よりは小さいという。ホント?

環境・自然に関する催し・散歩ツアーの展示。

コンポストトイレ。コンポストは人間の排泄物やトイレットペーパーを微生物の 力を借りて無機物に分解し、大地に戻すリサイクル方法。 分解された物が肥沃な土地を作るには熱、酸素、有機物、湿気などが必要。 値段は1100 - 1500アメリカドル。

太陽光パネル。写真では、太陽光による電力を、池の水を循環させるための噴水に 使っている。

Nacadero の木で家を囲って、日陰を作ってプライベイト性やその場所の魅力を 演出している。建物を木陰にするだけで、クーラー消費を抑えられるなんて 素晴らしい!

オリジナル排水システム。白い樽(中央)がキッチン(2階)の水 を集め、珊瑚片のフィルターに通す。流出水はコンポスト(外側は果樹)の山にまかれる。

写真は薬用植物園。 まん中の植物はインド原産の NEEM で、薬用、殺虫、線虫殺し、装飾、歯磨きの効果がある。

ところで、FCTはpermacultureを実践している。 permaculture とは排水、仕事の場所、庭、土地を全て一つにまとめること。 それぞれの部分が他の部分を補完して高めあう。
具体的なアイデアとしては

雑草のコントロールは熱帯農業で最大の問題である。千年草や樹木性の穀物に 集中し、タイヤや大量の根覆いを使うことによって、この問題を回避している。

中央のタイヤの中 にアフリカ原産の木が植えられている。黄色い輪は内側から、50年、100年、150年 後の木の直径。この木やFCTの歴史、自然を後世に伝えていく目的。 FCTの展示はこんな機知にあふれている。

手前はコンポストの山。その外側には、小さくて見えないが、果樹の苗が植えられている。 それぞれのコンポストの周りは、 original forest になっていて、テーマ別に 苗が植えられている。例として、

また、近くには4本のマホガニーの巨木が育っている。 バルバドス軍がスポンサーになって、 木の間にロープを渡して、子供が遊べるように道を作るつもり。

アセロラのさくらんぼ。可食。バルバドスの一般家庭の庭にも見かける。

屋外にはこういった看板がたくさん建っている。作者も様々。

礼拝堂。真中に植わっているのはSilk Cotton。アフリカなどでは聖なる木と されている。宗教色はないが、周りには、人間と自然の共生を示唆する上の ような看板がたくさん立てられている。燦々と輝く太陽の下から、ふと この木陰に来ると、とても神妙な気持ちになる。母なる自然って感じ。

左奥、畑の境界線に植えられているのは南アメリカの木、 NACADERO で、葉は良質のタンパク質源となる。FCT内でも家畜の餌などに広く 利用している。

奥の黄色い部分では Short Rotation Coppice をしている。 将来化石燃料が足りなくなると、多分、 何百年も前の人がやったように、バイオマス燃料によってエネルギー需要を 見たさなければならなくなる。 木を切ると、切株から新芽が出る。 Short Rotation Coppice に適した 植物は、新芽は元の根 から養分を吸い上げて、急速に成長し、新しい幹(バイオマス)を生産する。

手前で青々と茂っているのはさとうきび。背丈は人間より高い。

さらに手前にはレストランにおいしい食材を供給すべくタイヤガーデンがある。

TAMARIND の木。この丘は説明会場にもなっている。 TAMARINDの利用例。

うさぎもいるよ。にわとり、豚、アヒルなどもいる。ちなみに、 うさぎのネットの隣にはグレープフルーツのネットがある。 グレープフルーツはバルバドス原産。知ってた?


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