IVEX Barbados キャンプ98

場所 カリブ海最東端、限りなく南米に近い島国バルバドス。下の地図で 一つだけ右に突き出ている島。ちなみに、左上の赤はキューバ、 下の赤はベネズエラ、左下の黄緑はコロンビア。 首都ブリッジタウンから北に7キロ。Future Centre Trust (以下FCT) という11月開園予定の地域環境センター。
メンバー 日本1。え?
生活 FCTが地元の人から借りてる部屋。個室。キッチン、トイレ、シャワー、リビン グ共用。蒸し暑いことを除けば言うことなし。
ワーク 敷地内の岩掘り。石(岩?)拾い。石(岩?)運び。看板修理。看板立て。 サトウキビのくず運び。道作り。れんが埋め。
食事 朝、夜はビスケット、パン、チーズ、水、昼飯の残り。 自炊はできるが、材料が少なく、仕事後自炊する体力はありえない。 昼は、敷地内の農園で取れた野菜や果物をシェフが料理する。おいしい。ただし、菜食。 また、昼が出ない日がある。そういう日は残りものを食べる。農園の果物を つまんで食べるのも大切。


バリバリバルバドスあらすじ。

受入団体 Future Centre Trust は、熱帯自然と人間の共生、環境問題をテー マにした地域センター。開園を2ヶ月後に控える。主な肉体労働はボランティア に依存しており、やることは山ほどある。

ここはバリバリバルバドス。日照は年間バリバリ3600時間。太陽はバ リバリ高く、湿度もバリバリ。仕事もバリバリで、食事はバリバリ菜食 and ビスケット。そして俺は1人でバリバリ働く。仕事1日目にして強敵太陽と戦 う術を知る。奴はドラキュラだ。俺のエナジーを魔法のように吸い取る。石 拾い。やつに背中を全面さらけ出したら負けだ。戦いは長い。うんちんぐスタ イルで受光面積を減らす。それでも耐えられなかったら手造り礼拝堂で雨を祈る。仕 事2日目にしてつまみ食いを知る。 Guava、 Cherry などFCTの中には色ん なやつがいる。皆つまみ食いしてるじゃん。カロリーと水分を使い果たした ら地面に落ちた実をむしゃむしゃ食べる。食当たりしませんように、と礼拝 堂に祈る。きっとこういう奴が伝染病を日本に持ち帰るんだな。仕事3日目に して焦ったら負けと知る。仕事は長い。朝8時半に行くと、所長 Colin 以下 一同は日の低いうちにひと仕事済ませている。しかし、これ以上早い出勤は...。 のんびり長く働く方が、結果的にたくさんこなせるというもの。 Guava の実 が頭に落ちてくる。はうっ。でも動じない。黙々と続ける。石の入ったトレー が思い。はうっ。かっこ悪いけれど引きずって動かす。飯が菜食。はうっ。5 人前食べる。午後、人影がなく寂しい。はうっ。スピードを歌う。はうっ。余 計に疲れる。心を無にする。夕暮れ。白い石と茶色い土の区別がつかなくなる と仕事は終わる。もう少しだ。はうっ。焦らない。心を再び無にする。仕事7 日目にして悟る。生まれて初めてボランティアをしている気がした。何も期待 してはいけない。人間楽しいと思えば何でも楽しいと思えるもの。朝飯クッキー。 楽しいな。昼飯出ない。楽しいな。立ちくらみも another world への入口。 楽しいな。

こうして仕事は終わった。体力と精神力と黒さを身につけて帰国。バリバリだ。


9月20日(日)
朝、思いたったようにビーチへ。スカイブルー。きれい!人もほとんどいない。 午後は職員の家に訪問。 クーラーないけど、風通しがよくて快適。 日本も見習おう! 夜、部屋で寛ぎながら、ボランティアは俺一人らしいと気がつく。 暇だ。話相手がいない。店までは夜歩いていける距離じゃない。 でも、今日は仕事しなかったし、ワークは楽なのかな?

9月21日(月)
朝、誰もいない。冷蔵庫をあさって犬のように朝食する。8時半仕事開始。 看板の修理、立て直し。頭領Colinと一緒に働く。彼は 事務で忙しいが、野良仕事の方が好きなんだって。彼の労働意欲には恐れいる。 楽だと思っていたら 石(岩?)運び。きつい。次に、サトウキビのくずを手押し車で運んで道に敷きつめる。 コンクリは使わない。自然素材でセンターを造る方針だ。

午後は一人。太陽厳しい。炎天下で重い手押し車を運ぶのはかなりきつい。 気温は30度強。こんくらい暑くない。八王子の実家の俺の部屋は40度だ。どうだ、 まいったか。しかし、日射しが強すぎるんだよ。 日射しはバンパイヤのように 俺のエナジーを吸い取る。1日目にしてバリバリバルバドス太陽 との戦い方を学ぶ。やつに 背中をさらけ出したら負けだ。日射面積を減らす。 石を拾う時はうんちんぐすたいる。 肩は出すが、腹と背中は見せない。 それでも日射しが痛かったら礼拝堂で雨を祈る。

前半飛ばしすぎて、 後半辛い。Theater (説明会ができる広場) の下地作り、 つた抜き、縁石の煉瓦整列、看板立て、土砂運び、歩道に石を敷いてならす。。。 と仕事は続く。一人で何も考えないで黙々と働く。ボランティア精神を 生まれて初めて感じる。5時を回って仕事が終わる。 切り傷3個所。夕飯、シャワー、部屋移動、洗濯をすませたら11時。あうう。寝るしかない。 29日まで体力と気力がもつかどうか、まじで心配になる。

昼飯風景

9月22日(火)
炎天下ひたすらサトウキビのくずを運んで道を造る。午後4時半の 説明会までに道を完成させなければならない。プレッシャー。 2日目にして、つまみ食いを覚える。FCTにはGuava、Cherryなど 色々なやつが実を結んでいる。 みんな食べてるじゃん。俺も負けずにつまみ食い。泥がついて いようが関係ない。伝染病を日本に持ち帰ろうが関係ない。 何とかTheater造りを終える。説明会に参加し、FCTについて学ぶ。疲れて眠くて、 しかも英語がわからない。

サトウキビのくずを手押し車に積んでいる。上半身は当然裸。

9月23日(水)
1日石拾い、石運びをする。仕事しながらBarbadosに来たわけを考える。 経験?話題性?鍛練?好奇心? 3日目にして、焦ったら負けだと知る。のんびり長く働く方が、 結果的にたくさんこなせるというもの。

Guavaの実が頭に落ちてくる。はうっ!
でも、動じない。黙々と続ける。石の入ったトレーが重い。はうっ!
かっこ悪くても引きずって動かす。飯が菜食。はうっ!
5人前食べる。午後、人影がなく寂しい。はうっ!
歌う。はうっ!
疲れる。心を無にする。

5時半。辛い時間帯。休憩してたら注意される。そこら辺は厳格だ。 このワークを終えれば何か自信になるのかな。少なくとも体は強くなるだろう。 ここでさぼったり弱音を吐いたら負けだと思い、以後、1日9時間労働を守る。

こうして6時半に仕事が終わる。

9月24日(木)
2日連続雲が出ている。ラッキー! 今日から、道の縁石として煉瓦を等間隔で埋める。楽そうに見えて結構辛い。 埋めるには掘らないとならない。掘ると岩、昔の水道管、食器など色々なものが 出てくる。ここは遺跡かいな。ツルハシで掘る。夕暮れ。日が暮れて白い石と土の区別が つかなくなるまで働く。

Colin「今日は見えなくなったから仕事を終わりにしよう」

電灯がなくてよかった。もう半分。ここまで来ればなんとかなるさ。

9月26日(土)
Free day.洞窟を見たり、職員の知人の家を訪ねたり、ビーチでスノーケルをしたりする。 海はきれい!膝下の深さで、もう魚が足元を泳いでいるのが見える。 水深10メートルくらいまで行く。透明度抜群で底まで見える。 夜はDiscoへ。カリブのダンスはううん、えぐい。男女が腰をすりあわせて踊るのと、 これはダンス?ってくらい激しく「演技」をするのがあった。 Discoは屋外。生ライブに満点の星空。カリブ。

不法投棄現場。

9月27日(日)
Colin 主催のサトウキビ畑散歩ツアー。彼は毎週 日曜日朝6時と昼3時半の2回ツアーを主催する。 土曜も他の職員と一緒に働いている。 ホントにタフ。 ツアーには40人が参加。Colinの人望を感じる。200人いる時もあるというからびっくり。

歩きながら所々で説明が入る。一番印象的だったのは、不法投棄の穴(写真)。 半径30メートルの穴が空き地に掘ってあって、平気でゴミが捨てられている。 ゴミといっても、まだ使えるものもある。不法だけれど、 当局が見逃している面もあるらしい。バルバドスや、個人旅行したアメリカ はきれいな国だけれど、大量消費、大量投棄は日本と 同じくらいひどい。国民の平均的なモラルは日本並みに低い。ゴミが 目立たないのは単に人口密度が低いから? きれいなバルバドスを後世に伝えるために、FCTは訴え続ける。 また、参加者がゴミの中から使えそうな物を持ち帰るのも印象的だった。 日本だったら他の参加者の目を気にして、とか、今日はツアーで来ているから遠慮 、という所?

9月29日(火)
最終日。昼飯がない!げっそり。。。。しながら煉瓦埋めを完成させる。 Colinがプレゼントとして、俺の作った道にSushi Route という名を冠してくれる(写真)。ワークの充実度と自分の頑張りに感動を感じた 。。。。 わけがねー。疲れすぎて何の実感もなし。帰りの飛行機でも、まだ実感なかった。

Sushi Route の完成。所長 Colin と握手。真中の看板には Sushi Route の説明が 英語と俺の日本語で書かれている。 「FCTにようこそ。ここは熱帯の自然とアイディアにあふれた素敵 な所です。ごゆっくりどうぞ。」


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